７月３日、第２回目の「まなべこ」応援隊歴史文化講座として、当館「まなべこ」周辺の歴史散策を行いました。今回も市内の小中学校の「まなべこ」応援隊の隊員の皆さんが参加してくださいました。

　まず最初に宝町の浄光寺さんにお邪魔しました。こちらの釈迦堂は、戊辰戦争の戦火で失われることがなく、会津若松市の中心付近では最も古い木造建築として、現在も残っています。また若松の児童教育に尽力した海老名リンの像もあります。

　次に御薬園を訪れて、この庭園の歴史を勉強しました。当日の天気はあいにくの雨でしたが、雨の御薬園もなかなか風情がありました。今、御薬園は蓮の花が見頃のようです。

　最後に、天寧寺町土塁を通って、つばくろ公園の柴家屋敷跡に行きました。ここで生まれた柴四朗は、東海散士というペンネームで、近代日本で初のベストセラー小説を書いたことで知られています。その弟の五郎は、軍人となり、義和団事件で活躍し、後に陸軍大将となりました。

　この散策で、「まなべこ」周辺のいろいろな歴史に触れていただけたと思います。応援隊の皆さん、ご参加ありがとうございました。次回は、１０月２３日に鶴ヶ城の探訪を予定しています。