企画展・講座
2024/01/28
\まなべこの常設展が新しくなりました!/
先週はまなべこは展示替えのため休館していましたが、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。
冬とは思えないほど暖かだった気候から一変、寒波が到来し一気に雪が積もりましたね。
そんな中、週は明けきらない1月27日(土)、
まなべこ、リニューアルオープンしました!
合わせて、「まなべこ新常設展解説会」も行いましたので、その様子をご紹介しようと思います。
今回の展示は、
江戸時代に設けられた会津藩校日新館を皮切りに、
会津における江戸時代から今日までの学校教育の展開を、
かつて実際に使用された教科書などの展示品を交えながら解説するものです。
戊辰戦争の際、鶴ヶ城での籠城戦では、城内に一兵も入れることなく開城を迎えました。
鶴ヶ城の巧みな建築技術や、近代の戦について資料からみるものです。
会津若松市文化課が近年市内で実施した発掘調査の成果を、出土品と共に公開します。
上記の三つが主な内容となります。
展示替えを担当された会津若松市文化課の佐藤さんに、
それぞれの展示の解説や、見どころを紹介していただきました。
入口を進むと、右手に「近年の発掘調査成果」展が見えてきます。
主に奈良、平安、中世、そして江戸時代の遺跡の発掘調査について展示されています。
第93回まなべこ歴史文化講座でも紹介のあった、高野地区の発掘調査成果や、
若松城郭内武家屋敷跡についても展示されています。
歴史文化講座では聞くことのできなかった、
鶏林遺跡(寺院に関係した遺跡)の出土品なども見て頂くことができますよ。
その反対側、左手には、「会津の教育」について展示されています。
市民の皆さんから寄贈された、大正、明治、昭和の教科書は、
現代の授業とは学ぶ内容が全然違っていたり、
はたまた同じだったり、比べてみると面白いですね。
その時代ごとの家庭の様子なども垣間見ることができます。
今ではびっくりするような、野球と思われるルールも載っています。
黒塗りの教科書も実際に展示されています。
さらに奥に進むと、「戊辰戦争と鶴ヶ城」展が見えてきます。
戊辰戦争で使われた、アームストロング砲や、
新島八重さんが使っていたスペンサー銃などのレプリカが展示されています。
また、鶴ヶ城の瓦も展示され、実際にふれて頂くことができますよ。
蒲生氏郷時代の金箔瓦をはじめ、沢山の模様の付いた瓦が展示されています。
会津若松城の鬼瓦には何の紋が入っているのか、実際に見に来てくださいね。
参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。
新しくなったまなべこで、皆様のお越しをお待ちしております。