企画展・講座
2023/07/28
「若松城のお堀端歩く」
7月23日(日)、第88回まなべこ歴史文化講座を開催いたしました。
皆さまお暑い中参加していただきありがとうございました。
今年度初の講座、講師は近藤真佐夫先生です。
普段はあまり通らない堀端をたどりながら、郭のつくりや石垣の時代ごとの違いや、積み方の見どころ、
更に歴史上の出来事と紐づけた解説などをしていただき、皆さん熱心に聞かれていました。
見学では、直線的な石垣のある北出丸と西出丸の堀と石垣が積まれていない曲線的な本丸南側や二の丸の堀の造られ方や防備の姿などに、蒲生氏郷から続く長い鶴ヶ城の歴史に思いをはせましたね。
当時の古写真を見ながら、北出丸の櫓には城外側からの攻撃に対応するため櫓の窓や鉄砲を撃つ狭間という穴もお堀側にしかないことを実感しました。
お濠を外側から眺めることで、石垣にはこんなにたくさんの石があってそれを人力で運び、そこに深い濠を人の手で作り上げたことに改めて感動しますね。
もうすぐお盆の季節、いつもと違ったお城を見るため、皆さんもお濠の周りを歩いてみませんか。
新しい発見がきっとあるはず!
門のあった場所の後には三本の溝が刻まれていましたが、
そのどれが門だったか、皆さん答えは分かりましたか?