企画展・講座
2020/02/20
2月16日会津坂下町教育委員会の吉田博行氏を講師にお迎えして「まなべこ」歴史文化講座「平安時代の山岳寺院高寺山を探る」を開催いたしました。
天候もすぐれない中、120名のお客様にご来館頂きました。会場は熱気に包まれ、高寺の真相に熱心に耳を傾けていました。会津地方に古くから伝わる「高寺伝説」によると日本の仏教伝来と時期を同じくして、会津高寺にも仏教が伝わったとされています。
これまで幻とされていた高寺ですが、一昨年、昨年と二度にわたり発掘の調査がおこなわれました。高寺はいつ頃、何のために建てられたのでしょうか?専門家の分析によってその真相に迫りました。
今回の調査により、高寺山遺跡には奈良時代と平安時代の遺構が存在したと考えられ、マウンド部上には修法壇(護摩壇)の可能性が、また谷部の底面では、お水取りのような水に関連する事を行っていたようです。伝説の時代とは異なりますが、幻ではないことが判明しました。今後の分析により、また別の姿が見えてくるのではないでしょうか?楽しみですね。
(*^-^*)ご参加頂いた皆さま有難うございました。
次回の「まなべこ」歴史文化講座は令和2年3月8日(日)13:30~「会津の自然と会津の野生の桜」をテーマに会津生物同好会、副会長 蓮沼 憲二氏をお迎えしお話し頂きます。
講座は予約は不要です。ぜひ、ご参加ください。(≧▽≦)