企画展・講座
2019/07/23
7月21日(日)、第63回「まなべこ」歴史文化講座を開催しました。
今年、会津若松市制120周年を迎え、会津若松市の変遷をテーマに、新常設展示説明と講演会を当会津若松市史研究会の会長森川敬寿と副会長野口信一を講師にお話させて頂きました。
1888年(明治21)に地方統治の基盤を固めるため、「市制町村制」を公布し、翌年に施行しました。これによって全国で31、東北地方で6つの市が誕生しましたが、福島県には1つも市ができませんでした。市政実施のため請願書が提出されますが、人口等の基準を満たしていない事から却下されてし
まいました。また市になると税金が上がるという点で反対の声も多くあったのです。市になることが認められたのは1899年(明治32)。福島県で初の市である若松市が誕生しました。
展示室では発行された時代それぞれに特徴のある地図が並べられており、解説があると虫眼鏡を覗きながら大きく頷いている姿が印象的で、展示内容から自分の知る名前はないか、昔の面影を探している参加者の方も多く見受けられました。
講演会では120年の出来事を解説、全国の出来事と会津の年表を1つ1つ丁寧に解説し比べると、皆さんから声があがり、私のその頃競輪場に遊びにいった事があるのよ、学校で見かけたことがある!など楽しそうな声を聞く事ができました。ご参加頂きました皆様ありがとうございました。
次回の歴史文化講座は8月25日(日)第64回「天文台跡の現地見学と歴史講座」を予定しております。