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本年度の発掘調査

企画展・講座

2015/11/22


 まなべこでは、会津若松市内で今年行われた発掘調査の出土品の一部を展示しています。ここではその中から、本一ノ丁跡から見つかったものを紹介します。場所は現在の竹田総合病院の脇を通る道路端です。ここは江戸時代には、今よりも道幅がずっと広く、お城の正面を東西に走るもっとも主要な通りの一つでした。その頃のものと思われる突き固められた地面が見つかっています。また昔の池の跡があり、そこからお寺に関係するものが出土しました。仏様が刻まれた銅版や「南無阿弥陀佛」と書かれた塔婆などです。

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 若松では蒲生氏郷の時代に、興徳寺と諏方神社以外の寺社は郭外に移されました。そのため今回見つかったものは、蒲生以前の時代の遺物と思われます。
 本一ノ丁跡の調査は来年度以降も行われる予定で、さらなる発見が期待されます。