企画展・講座
2023/03/09
若松城と城下のくらし
2月19日(日)まなべこ歴史文化講座を開催しました。講師は会津若松市教育委員会文化課の近藤真佐夫氏です。
若松城内での藩主の暮らしや城下の庶民の生活などついて学びました。
若松城の殿様はどんな生活をしていたか、知っていますか?
天守に住み、自由に暮らしていた・・・。わけではなく、起床時から就寝時間まで決められていて、毎日医師の診察を受けていました。
自由な時間は午後から夕食の間の僅かな時間で、その間も学問や武芸の稽古などをしていました。
城の中でも一番目立つ事から、殿様は天守に住んでいたと思う方も多いと思いますが、実際には本丸に造られた御殿に住んでいました。
天守に住んでいたのは、織田信長くらいだったそうです。
庶民は、水道・トイレが共同の長屋住まいが多かったようです。就寝時間は決まっておらず、暗くなったら寝るという生活でした。
この時代は油で明かりを灯しており、お金持ちは菜種油を使い、それ以外の人は魚の油を使っていました。
魚の油なので、町は魚の匂いで溢れていたかもしれませんね。
また江戸時代以前の庶民は男性もお歯黒をしていました。
お歯黒は虫歯予防として使っていましたが、江戸時代になるとお歯黒は既婚女性を表すようになり、男性のお歯黒は減少していったそうです。
今年度のまなべこ歴史文化講座はこれで終了となります。
コロナ禍の中、たくさんの方にご参加いただきました。
ありがとうございました 来年度のまなべこ歴史文化講座をお楽しみに!(^^)!