企画展・講座
2019/04/23
去る4月21日(日)、第60回の歴史文化講座「幻の神指城歩く」を開催しました。この日は、心地よい春の風を感じつつ、ちょうど見ごろを迎えた神指城の桜を見ながらの散策となりました。
神指城は市内からちょっと離れた場所にあり、お客様からの希望があってもなかなか講座を行うのが難しく、私たちにとっても初の試みでした。
中央公民館神指分館を出発し、最初に街道沿いを一晩中照らしていたという常夜灯を見て、会津三十三観音15番札所になっている福昌寺に入りました。現在も地名に残されている吉六伝説の話には皆さん興味深々の様子で、たくさんの質問が飛び交っていました。
その後、新選組の斎藤一等が新政府軍と激しい戦いを繰り広げた如来堂を廻り、最後に神指城の四隅に残された土塁の一つである南東隅の土塁に上りました。講座の後半にもかかわらず皆さんの足取りはとても軽やかで、あっという間にてっぺんまで上り詰め、そこから見た磐梯山の姿は疲れも吹っ飛ぶほどの絶景でした。
初の試みの散策会で不安はありましたが、満開の桜が咲く中、お天気にも恵まれ無理のない距離でじっくり解説も聞けて、とても楽しいツアーになったのではないでしょうか。参加者の皆さまご参加、ご協力ありがとうございました。
次回の文化講座は、5月26日(日)に「観音巡り」をテーマに七日町周辺のお寺と街並み、お店などを市役所文化課職員の解説で巡ります。こちらの講座は予約制で、ご予約は5月11日(土)からとなります。
参加申込みは、電話0242-27-2705までお願いいたします。