企画展・講座
2019/02/01
明日2月2日より常設展が変わり「城下の観音信仰と旅」になります。
観音信仰と言えば『会津の三十三観音めぐり』は日本遺産にも登録させていますが、その中に若松城下にあった三十三の観音様を巡る『町廻り三十三観音巡り』がありました。
この観音巡りは城下に住む庶民が気軽に廻れるもので大変盛んでしたが、戊辰戦争により大半が焼け、廃寺になったものも多く、その観音巡りさえも忘れられてしまいました。
ここではこの町廻り三十三観音巡りのお寺と各地にある観音巡りをお札などを通して観ていただきます。
また、江戸時代では観音巡りや伊勢参りなどは信仰の旅ですが、観光の旅でもありました。当時実際にまわった記録から、会津人の旅の様子を見ていただくとともに、近代になっての旅の中心が鉄道旅行にかわってきます。当時の列車愛称板など会津の鉄道にまつわる品々をみていただき時代や姿は違うものの二つの旅を満喫していただきたいと思います。