企画展・講座
2021/02/23
2月21日(日)、会津坂下町教育委員会・専門員の吉田博行氏を講師にお迎えして、歴史文化講座「渋沢栄一と会津若松」を開催しました。新型コロナウイルスの心配もありましたが、参加者のみなさまの安全と安心をしていただくために感染防止対策をしっかりと行いながらの開催となりました。
渋沢栄一といえば、新紙幣(一万円札)の顔であり、また大河ドラマ「晴天を衝け」がはじまったばかりのタイミングということで、その人気ぶりと関心の高さは、講座がはじまる前から会場内のドキドキワクワクした様子から感じる取ることができました。特にテーマでもある渋沢栄一と会津若松にはどんな関わりがあるのか?大変興味津々の様子でした。
今回の講座では、栄一の生い立ちから人となり、家族の話、さらには会津や会津人との関わりについてじっくりと解説していただきました。参加者のみなさまは解説に耳を傾けながらプロジェクターへ目を向け、お配りしたメモ用紙では足りないぐらい書き込みをするなど、大変熱心に受講する姿が見受けられました。
また、1899年(明治32)に会津にはじめて開通した鉄道(岩越鉄道)の敷設には、栄一自ら出資をし、株主を集め、岩越鉄道株式会社の取締役にも就任したという話には「へぇ~」という驚きの声が聞こえてくるほどでした。
講座が終わったあとには「渋沢と会津には、こんなにも深い関わりがあったなんて知らなかった!」や「今日から、より大河が楽しめそうだわ~♪」という大変嬉しいお声をいただきました。
参加者のみなさまにはこのような状況のなかにも関わらず、今回も元気にご参加いただきましてありがとうございました。
また、「まなべこ」常設展にも、渋沢栄一と会津に関するパネルが展示してあります!入館無料ですので、いつでもご来館ください♪
次回の「まなべこ」歴史文化講座は、3月14日(日)13:30~「若松城の櫓をめぐる」をテーマに、若松城の櫓の跡を巡りながら江戸時代にあった建物について調べます。文化課職員が解説します。
なお、こちらの歴史文化講座に関しましては予約が必要となります。予約受付は3月6日(土)より開始します。定員は20名です。定員になり次第、受付終了となりますので予めご了承ください。