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第64回まなべこ歴史文化講座「日新館・江戸時代の天文と歴史」を開催しました!

企画展

2019/08/28


 猛暑もひと段落した8月25日(日)のまなべこ歴史文化講座は、今年3月に国宝「明月記」とともに日本天文遺産の第1号に認定された、会津藩校日新館の天文台跡をテーマに開催いたしました。
 今回講座は午前中(AM9:00~10:00)に現地見学会、午後(PM1:30)からまなべこでの室内講座という2段構えの初の試みでした。
 日新館は、明治元年(1868)の戊辰戦争で焼失してしまいますが、天文台跡はその中で唯一残るの遺構であり、同時に日本で唯一現存する江戸時代の天文台の遺構でもあります。現代とは異なる形状の天文台で、江戸時代の天体観測の様子を体感できる貴重な遺跡です。
 現在は天文台に自由にのぼることは出来なくなっていますが、今回は文化課の職員と共に天文台にのぼっての現地見学とあって、天文ファンや歴史好きの皆さまが開始時間前から続々とお集まりくださいました。

 

午後の講座では多くのお客様にお越しいただき、天文学と暦の関係について講座が行われました。本来暦はカレンダーの役割として、いつごろの時期に種をまいて収穫をするのか等時期を知るためのものでした。元々は中国の暦を使用していましたが、やはりズレが生じ国内でも地方で暦の作成が行われるようになり、会津暦もそのひとつです。本のような形状で大小あり、売られているものや配られるものなど、東北~北関東の一部で中世まで利用されました。月や日にちにより吉凶が書かれているため、旅行にいくタイミングなどを図るためにも使用されていたようです。

新暦と旧暦の大きな違いとしては、現在は31日の30日(2月は28もしくは29)の大小の月が決まっていますが、旧暦ではまず新月の日を軸として、その月の1日とするため、年によってもまちまちでした。暦がなければ今月が30日なのか31日なのかわからなかったという暦の仕組みの話には、皆さん思わずへぇーっと声が上がっていました。

 

次回の歴史文化講座は9月28日(土)13:30~ まなべこ屋内講座「鶴ヶ城ヒミツ図鑑を作ろう!」を予定しています。

こちらの講座は定員が15名となりますので要予約となりますのでご注意ください。

予約開始 9月18日(水)から

次回の講座もお待ちしております!